F1の車体発展の歴史

車

原点は1950年代

F1の世界選手権が始まって今年で67年目。そう、最初の世界選手権が行われたのは1950年なのです。デザインはとてもシンプル。その形状から葉巻型と呼ばれていました。無駄を省くという考えからサイドを削ぎ落としたのです。ちなみにモナコでの選手権自体は世界選手権よりもさらに歴史が古く、1929年からになります。

1960年代の改革

空気の摩擦をなるべく減らすという基本的な考え方は1950年代と変わっていませんが、1960年代には大きな改革がありました。コックピットを車体の前方に寄せ、エンジンを中央に配置するという設計です。現在もドライバーよりも後部にエンジンを配置するという設計は変わりません。

空気抵抗を利用するという発想

1960年代から1970年代にかけては、空気抵抗を速さの追求のために逆に利用するという風潮が出てきました。F1の後部に風を受け止めて下へ力を加えるというウイングがつけられたのです。形も葉巻型から手裏剣のような現在も見る形になり、コーナリングなどの性能が飛躍的に向上しました。

地面と車体の間の空気を利用

1970年代後半になると、今度は車体と地面の間に空気を取り込むというグランドエフェクトという方式が主流になってきました。これはどういった方式かというと、地面との間に空気を流すことでグランドとの吸着力を得て、よりグリップ力に優れた車を生み出すというものです。

栄光の影にある事故

高速で走るF1に事故はつきものです。グランドエフェクトなどの登場により、マシンのスピードは上がりましたが事故は増加してしまいました。そのため、グランドエフェクトの技術は現在規制を受けていますが、F1界は現在に至るまでスピードを出そうとありとあらゆるアイデアを車体に詰め込んでいます。